【CBT】医学部CBTでIRT657を取った話|教材・スケジュール・失敗談を医学生がリアルに公開

CBT・国試

こんにちは、ひよっこです。現役の医学生で、部活とアルバイトをかけ持ちしながら勉強しています。

ガクセイくん
ガクセイくん

CBTに向けてそろそろ動いた方がいいのはわかるけど、

何からやればいいのかわからなくて結局手つかずなんだよねー。

ひよっこ
ひよっこ

まずは勉強の全体像を知ることが大事だよ!

結論から言うと、CBTは「特別な才能」ではなく「仕組み」で乗り越えられる試験です。

私は部活とバイトを続けながら、2月スタート・市販の教材だけでIRT657を取りました。

この記事では、実際に使った教材・半年間のスケジュール・効いた勉強のコツ5つを、失敗談も包み隠さず公開します。

この記事でわかること
  • CBTってどんな試験?(IRTって何?)
  • 私が使った教材 ー QA・QB・病みえ・模試
  • 2月スタートのスケジュール(両立のリアル)
  • これが効いた!と思う勉強のコツ5つ
  • 逆に「やらなくてよかった」失敗談

読み終えるころには「これなら自分にもできそう」と、今日からの一歩が見えているはずです。

※試験で実際に出た問題の中身は、規約上お伝えできません。この記事は「どう勉強したか」に絞って書いています。

CBTってどんな試験?IRTって何?

CBTは、パソコンで受ける医学知識の試験です。それまでに習ってきた基礎医学・臨床医学・公衆衛生などが幅広く出ます。

問題は全部で320問、1日がかりで解きます。形式は、選択肢を1つ選ぶ問題が中心で、後半には選択肢が多めの問題や、1人の患者さんについて連続で問われる問題もあります。科目は順番にまとまって出るのではなく、いろいろな科目が混ざった構成になっています。

そして大事なのがIRTというスコアの考え方。

これは単純な正答率ではなく、問題の難しさも加味して算出される点数です。受験者ごとに出る問題が違っても公平に比べられるように、こういう仕組みになっています。

ひよっこ
ひよっこ

「IRT500=だいたい偏差値50くらい」とイメージしておこう!

IRTスコア、どこを目標にする?

CBTには全国統一の合格基準(2023年度からIRT396)があり、これを超えれば合格自体はできます。

でも、医学部にはこの先、初期研修先を決める「マッチング」があり、病院によっては出願のときにCBTのIRTスコアを参考にするところがあります。

つまりCBTのスコアは「その場限り」ではなく、数年後の進路の選択肢にもつながってくる、ということ。

だからこそ、ギリギリ通ればOKではなく、できれば余裕をもって、それなりのスコアを目指して勉強しておくのがおすすめです。

私が使った教材

使った教材は以下の通りです。

使った教材
  • Q-assist(QA)
  • QB
  • 病気がみえる
  • 模試

CBT対策の映像講座(講義動画)は、主にQ-assist(QA)medu4の2つがよく使われています。

私がQAを選んだ理由は大きく2つあります。

1つ目は、大学で約90%の学生が利用していたため、勉強方法や疑問点を周りと共有・相談しやすかったこと。

2つ目は、映像授業が1講義10〜20分程度と短く、スキマ時間でも気軽に学習を進められると感じたことです。

① Q-assist(QA)=講義動画

理解のベースに使いました。1本あたりの動画が短めでサクサク進むので、忙しい日でも「1本だけ見る」ができて続けやすかったです。

Q-assistの具体的な活用の仕方については、「【CBT】Q-assistはCBTより国試用がいい| IRT600以上を狙う使い方」で解説しています。

【CBT】Q-assistはCBT用より国試用がいい|IRT600以上を狙う使い方
CBTでIRT600以上を狙うためのQ-assist活用法を、IRT657を取った医学生が解説。なぜ国試用QAがいいのか・どの科目で使うか・QBとの回し方まで、実際にやったことをそのまま書きました。

② Question Bank(QB)=問題集

QAで理解したら、QBでどう問われるかを確認、という流れ。CBTだけが目的なら、CBT用のQBだけで十分でした。国試用は別売りなので、今の段階では無理に買わなくて大丈夫です。

③ 病気がみえる(病みえ)=補強用

QAやQBでモヤッとしたところを調べるのに大活躍。早めに手元にあると安心なので、CBT対策のタイミングで揃えておいて損はないです。

④ 模試=2回がちょうどいい

私は学校で全員必須だった模試と、QBを買うと無料で受けられた模試の、計2回受けました。

本番の形式に慣れる練習として、2回くらいがちょうどよかったです。

ガクセイくん
ガクセイくん

「イヤーノート」ってよく聞くけど、使った方がいいの?

ひよっこ
ひよっこ

「イヤーノート」はCBTでは使わなくても十分だよ!

それにQAとQBだけでもかなりボリュームあるから正直みる余裕がないかも(^^;;

スケジュール|2月スタート・両立のリアル

私は2月ごろにぼちぼち始めて、8月の本番まで進めました。

周りも、本格的に動き出すのは春以降の人が多かった印象です。

科目の順番としては、「臨床医学(メジャー科)」→「臨床医学(マイナー科)」→「基礎医学」→「公衆衛生」→「基礎医学」の順番にやりました。

  • 2月〜:とりあえずスタート(※最初のやり方で失敗します。後述)
  • 春〜初夏:臨床医学をメインに「QAで理解 → QBで演習」を各科目2周ずつやる
  • 初夏:公衆衛生、多選択肢問題、春〜初夏にやったQBの3周目
  • 直前期:基礎医学、連続問題(5連問)、模試、総復習
  • :本番
1日の勉強時間
  • バイト・部活・授業がある平日:1〜4時間
  • 休みの日:5〜8時間

まとまった時間が取れなくても、毎日少しずつ触り続けたことが結果につながったと思います。

これが効いた!勉強のコツ5つ

① 進捗管理シートを自作した(一番おすすめ)

私が一番やってよかったのがこれ。QAとQBの全範囲をエクセルで一覧表にして、終わったところを埋めていくシートを自作しました。

  • 「あと何が残ってるか」が一目でわかる
  • 抜け・漏れがなくなる
  • 埋まっていくのが見えてモチベが続く

② QAのメインテキストPDFに直接書き込む

最初はノートにきれいにまとめていたんですが、量が多すぎて1ヶ月で破綻しました。そこからは、QAが配布しているテキストPDFに直接書き込む方式に変更。情報が1か所に集約されて、復習がぐっと楽になりました。

③ QBは「全体をざっと眺めてから」解く

意外と知られていないのですが、QBは問題PDFがダウンロードできます。

いきなり1問ずつ解こうとすると、わからなさすぎて心が折れます。

先にPDFで問題全体にざっと目を通してから、本格的に1問ずつ見ていくと、負担がかなり軽くなります。

④ 全科目を完璧にやろうとしない

全科目を同じ熱量で勉強しないことも大切です。

科目ごとにメリハリをつけ、CBT対策用の動画だけを見る科目、動画を飛ばして最初からQBを解く科目など、効率を意識して学習を進めました。(詳しくは後述のメモを参照)

⑤ わからない2割は「病みえ」で補う

動画でだいたい理解できますが、どうしても残る部分は解説を読み込むか、病みえで補強。ここで無理に丸暗記せず「絵で理解する」のがコツです。

【科目別】動画を見る/飛ばすの使い分けメモ

ここからはあくまで私の場合の話です。代によっても出題の傾向は違うので、参考程度に読んでください。

動画を見て特によかった科

  • 循環器
  • 神経

仕組みの理解が大事な科なので、動画で先に流れをつかんでおくと、QBがぐっと解きやすくなりました。

動画は飛ばしてQBから入っても大丈夫だった科

  • 中毒
  • 救急
  • 麻酔科
  • 老年医学
  • 精神科

なお公衆衛生は、「公衆衛生がみえる」+QBで進めて、動画はほとんど見ていませんでした。

動画を見なくてもよかったかなーと思った科

  • 免疫
  • 膠原病
  • 感染症
  • 整形外科
  • 泌尿器科

逆に「やらなくてよかった」失敗談

❌ きれいなノートまとめ(時間が溶ける)

CBTは範囲が膨大。最初の1ヶ月できれいにまとめていたものの、「これは絶対に間に合わない」と気づいて中断。量が多い試験では、ノートにまとめる勉強法は通用しない——そう痛感しました。

❌ 教材の買いすぎ

「念のため」とあれもこれも揃えたくなりますが、CBT対策だけなら必要なのは絞った数点です。使わない教材にお金をかけるより、手持ちを何周もするほうが効きました。

まとめ:全体像を理解してから取りかかろう

今回は、私がCBTでIRT657を取るために実践した勉強法を紹介しました。

CBT対策のポイント
  • CBTは範囲が広いので、早め(春前後)にスタート
  • 教材はQA・QB・病みえ+模試2回くらいで十分
  • 進捗を見える化して、抜け漏れなく回す
  • ノートまとめより、1か所に集約して反復
  • まとまった時間がなくても、毎日少しずつ触る

くり返しになりますが、大事なのは才能ではなく、全体像を管理しながら反復する「仕組み」です。

この記事が、CBT勉強の第一歩を踏み出すきっかけになればうれしいです。CBTや勉強法で困ったことがあれば、お問い合わせフォームから気軽に聞いてください。

以上、ひよっこでした!

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