こんにちは、ひよっこです。
現役の医学生で、部活とアルバイトをかけ持ちしながら勉強しています。
前回のIRT657を取った体験談では、教材やスケジュールをまるっと紹介しました。
今回はそこから一歩踏み込んで、Q-assist(QA)の”使い方”だけに絞って書きます。
結論から言います。
CBTでIRT600以上を狙うなら、Q-assistはCBT用の動画じゃなく「国試用」の動画を見た方がいい。

えっ、CBTの試験なのに国試用の動画見るの?
遠回りじゃない?

それが逆に近道だったんだよね。理由をこれから話すね!
私自身、最初はCBT用動画から始めましたが、途中で国試用に切り替えました。その方が理解が深まり、QB(問題集)との相性も一気に良くなったからです。
この記事では、なぜ国試用なのか・どの科目で見るか・QBとの回し方まで、実際にやったことをもとに解説していきます。
- Q-assistはCBT用・国試用どちらの動画を見ればいいか
- 国試用QAをすすめる理由(CBT用との違い)
- 科目ごとの動画の使い分け方
- Q-assistのメインテキスト・サブテキストの役割と使うタイミング
- Q-assist × QBの1科目の回し方
「IRTって何?」「半年でIRT657をとるスケジュール」は前回くわしく書いたので、「医学部CBTでIRT657を取った話|教材・スケジュール・失敗談を医学生がリアルに公開」をご覧ください。
なぜCBT用じゃなく「国試用」のQ-assistを見るのか
私は2月にCBT勉強をスタートして、まず臨床医学のメジャー科目をCBT用動画から見始めました。
でも途中で「理解が浅いな」と感じて、理解が必要な科目は国試用動画に切り替えました。
理由は3つあります。
理由1:CBT用は「体系的に」覚えにくい
CBT用動画は、CBTで頻出の項目を効率よく学べるように作られています。
点を取ることが目的の構成なので、「病態生理」「疾患同士の関連」「なぜその症状・検査所見になるのか」といった背景の説明は最低限。
その分、知識が断片的になりやすい印象でした。
一方の国試用動画は臨床を見据えて作られているからか、病態 → 症状 → 検査 → 治療 という流れで説明されることが多く、「なぜそうなるのか」を理解しながら学べました。
理由2:疾患の「分類・全体像」がつかめる
もうひとつ大きかったのが、全体像のつかみやすさ。
たとえば循環器なら、心不全・虚血性心疾患・不整脈・弁膜症・心筋症というふうに、大きな分類から説明が始まって、その中で各疾患の特徴や違いを整理して学べました。
「この病気はここに分類されるんだ」「この病気とこの病気はこう違うんだ」——そうやって全体像をつかんでから細かい知識に入れるので、頭が整理しやすい。
CBT用だと頻出疾患を個別には学べても、疾患同士のつながりや位置関係までは掴みにくいと感じました。
理由3:QBとの相性が圧倒的に良くなる
ここが一番大きかったです。
CBT用動画を見終わってQBを解くと、「この疾患知らない」「この検査初めて見た」「この知識、動画でやってない」が思った以上に多い。
そのたびに「QBの解説を読む」→「解説でもわからない」→「病みえで調べる」→「やっと次へ」となって、問題演習というより「知らないことを一つずつ調べる作業」になっていました。
一問に時間がかかって効率は良くない。
一方、国試用動画を先に見てからQBを解くと、疾患の概要・病態・よく出る検査・基本的な治療までなんとなくの全体像が頭に入っているので、QBが「新しい知識を覚える場」じゃなく「動画で学んだ内容を確認・定着させる場」になります。
結果、一問ごとの理解も深まって、演習のテンポもかなり良くなりました。

たしかに、調べてばっかりだと演習した気がしないもんね...

そうそう。先に理解してQBで確認の順番にするだけで、見方が変わるよ!
どの科目で「国試用」を見る?【科目別の使い分け】
とはいえ、全科目を国試用でガッツリ見る必要はありません。
理解が大事な科目だけ動画を見て、あとは思い切って飛ばすのがメリハリのコツです。前回の体験談と同じ内容なので、合わせて読んでもらえると分かりやすいです。
◎ 特によかった科目(動画を見ておくのがおすすめ)
循環器 / 腎 / 神経
仕組みの理解が大事な科なので、動画で先に流れをつかんでおくと、QBがぐっと解きやすくなりました。メジャー科目でどれを見るか迷ったら、まずここから。
○ QBから入っても大丈夫な科目
中毒 / 救急 / 麻酔科 / 老年医学 / 精神科
なお公衆衛生は、「公衆衛生がみえる」+QBで進めて、動画はほとんど見ていません。
△ 動画なしでもよかった科目
免疫 / 膠原病 / 感染症 / 整形外科 / 泌尿器科
補足:基礎医学について
基礎医学については、QBを解いていて明らかに理解度が足りない単元だけ動画を見て補いました。
最初から全部見るのではなく、QB起点で穴を埋めるイメージです。

全科目を同じ熱量でやらないのがコツ。
動画を見る科・飛ばす科をはっきり分けよう!
Q-assistの使い方 |メインテキストとサブテキスト
QAには動画のほかに、メインテキスト・サブテキスト・問題編などがあります。
私が主に使ったのはメインテキストとサブテキストの2つです。
メインテキスト
講義で先生が使用するテキストです。穴埋めを自分で書き込むタイプと、あらかじめ穴埋めが埋まっているタイプの2種類があります。
自分で書き込む方が記憶には残りやすいと思いますが、時間が限られている人は穴埋め済みを選ぶのがおすすめです。
その代わり、講義中に先生が口頭で補足した内容や、「ここは覚えて」「ここは国試でもよく出る」といったポイントは、自分でメモしていくようにしました。
サブテキスト
サブテキストは、メインテキストの内容が文章形式でまとめられたものです。こちらも穴埋め版と穴埋め済み版がありますが、私は穴埋め済み版を使いました。
使うタイミングは、QBを解き始めてからです。
メインテキストは図・表・箇条書きで非常によくまとまっている反面、後から見返すと「これ何の話だっけ?」「この矢印はどういう意味だったっけ?」となることが多々ありました。
その点サブテキストは文章で流れが書かれているので、行間を補ってくれるのが大きなメリット。
QBで間違えた問題を復習するときも、メインテキストよりサブテキストを読む方が理解しやすく、「そういうことか」とすぐ納得できることが多かったです。

メインとサブ、使い分けるんだ?!

最初はメインで理解、復習はサブで納得。役割が違うんだよね。
Q-assist × QB の回し方 |1科目の流れ
動画 = 国試用Q-assist / 問題集 = CBT用QB(国試用QBは今の段階では不要)を使った場合の1科目あたりの進め方はこんな流れです。
- 国試用QAで理解する(メインテキストを使いながら、病態→症状→検査→治療の流れで頭に入れる)
- QBのPDFをダウンロードして、全体をざっと眺める
- どの分野からよく出ているかを把握する(例:循環器なら「不整脈関連が多いな」など)
- PDFに問題のテーマをメモする(「不整脈」みたいにラベルを付けていく)
- QBを演習する。間違えた問題の復習はメインテキストとサブテキストで行う
- 5を2周・3周と繰り返し、知識を埋め直す
ポイントは、いきなり1問ずつ解き始めないこと。
先にPDFで「この科目はどのテーマが問われやすいか」を地図みたいに把握してから演習に入ると、どこに力を入れるべきかが見えて、ムダ打ちが減ります。
そして周回するたびにメインテキスト、サブテキストに戻るのが、知識を定着させるうえで効きました。
「解く→テキストに戻る→また解く」を繰り返すことで、抜けていた知識がだんだん埋まっていきます。

PDFに問題テーマをメモするの、地味だけど効きそう!

出るところが見えてると、演習の納得感が全然違うよ!
進捗管理など、反復のための具体的な工夫は前回のIRT657体験談にまとめています。あわせてご覧ください。
まとめ
最後にこの記事のポイントを整理します。
- 動画は国試用QAを見る
- 見る科目はメジャー中心に絞る
- 基礎医学はQBで詰まった単元だけ補う
- QBはPDFで全体を見て、出題テーマを把握してから演習する
- 問題集はCBT用QBで十分
CBT用が悪いわけではなく、「最短で合格」なら十分です。
でも600以上という”余裕をもったスコア”を狙うなら、遠回りに見えて国試用QAが結局いちばん効きます。

最初にCBT用見てて「なんか頭に入らないな」って思ってたのはそういうことか〜

わかる、あの感覚ね^^;
国試用に変えるだけで全然違うから試してみて!
この記事が、Q-assistの使い方で迷っている人の参考になればうれしいです。
CBTや勉強法で困ったことがあれば、お問い合わせフォームから気軽に聞いてください。
以上、ひよっこでした!


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