こんにちは、ひよっこです!
元・駿台のクラスリーダー(チューター)で、今は現役の医学部生です。

来週模試があるけど、なんか不安だなー。

模試はね、受け方を意識するだけでも効果が全然違うんだよ!
受験生にとって欠かせないのが「模試」。
- 「全然勉強が間に合ってない…」
- 「何を準備すればいいんだろう?」
- 「いつもE判定で、模試を受けるのがこわい…」
模試が迫ってくると、そんな悩みをかかえる受験生も多いと思います。
「模試はちゃんと活用しよう」——これはどこでも聞きますよね。
でも“具体的にどう受けて、どう復習するか”まで教えてくれる人は少ない。
そこで今回は、私が実際にやっていた模試の受け方と復習法を紹介します。
結論から言うと、模試は数を増やすより、1回1回を活かしきる方が大事。
私が受けていたのもたった3種類で、それでも医学部に合格できました。
この記事では、模試前の準備・当日の過ごし方・復習法まで、私が実践していた方法をすべて紹介します。
- 模試を「受ける前・当日・後」にやるべきこと
- 成績が伸びる模試の復習法(模試ノートの作り方)
- E判定・ケアレスミス・本番の緊張など、よくある悩みへの答え
後半では、駿台でクラスリーダーをしていた頃によく聞かれた質問にもお答えしていきます。
読み終わるころには、次の模試が「こわいもの」ではなく、「成績を上げる道具」になっているはずです。
大前提:模試は「手段」であって「目的」じゃない

いい判定をとるために、とりあえず詰め込みで勉強しなきゃ…!

ちょっと待って!
模試は「自分の弱点を知るための手段」であって、いい判定をとること自体が目的じゃないんだよ。
模試の前に詰め込んで一時的に良い判定を取っても、あまり意味がありません。理由は2つあります。
- 詰め込んだ知識は、受験当日にはもう忘れていることが多いから。
- 模試は本来「自分の弱点を知るための道具」なのに、詰め込みでごまかすと、その弱点が見えなくなってしまうから。
だから模試は、ありのままの自分で受けて、弱点をちゃんとあぶり出しましょう。
【結論】受ける模試は最低限でいい

模試っていろんな種類があるけど、本番の練習としてたくさん受けた方がいいんだよね?

それがね、むしろ逆なんだ。
私が受験生のとき受けていた模試は、この3種類だけでした。
- 駿台模試(記述・共通テスト)
- 河合全統模試(記述・共通テスト)
- ベネッセ模試(学校で強制的に受けさせられたもの)
記述と共通テスト、どちらの形式も3社の中でカバーできます。
大事なのは、たくさん受けることよりも、受けた1回1回をしっかり復習して、問題集で基礎を固めること。
だから私は、これ以上は増やしませんでした。
「医学部志望向け」のマイナーな模試はいらない

僕は医学部志望だから、医学部志望向けの模試を受けた方がいいよね?

気持ちはわかるけど、おすすめはしないかな。
医学部志望向けのマイナーな模試は、受験する母数が少なくて、判定があまり参考になりません。
それに、模試は「受ける時間」も「直す時間」も、どちらもかなりかかります。
模試を増やしすぎるよりも、基本的には問題集の周回をやって知識を定着させていく方がいいです。
駿台アドバンストなどの上位模試も必須じゃない
駿台にはアドバンストという上位層向けの模試もありましたが、私は受けませんでした。
難問にばかり手を出しても意味がないと思ったからです。実際、それで十分でした。
模試を受ける【前】にやること
ここからは、模試を「受ける前・当日・後」の3つに分けて、具体的にやることを話していきます。
まずは受ける前。
やることは次の3つです。
- 詰め込み勉強はしない
- 時間配分・作戦を決めておく
- ルーティンを決めておく
1.詰め込み勉強はしない
これは大前提のところで話した通りです。
模試の直前に詰め込んでも、本番では忘れてしまっています。
模試はありのままで受けましょう。
2.時間配分・作戦を決めておく

模試の最中って、けっこう時間に追われちゃうんだよね…。

だからこそ、事前に時間配分と作戦を決めておくんだよ。
これは受験本番の直前期にもやることなので、その練習だと思ってください。
作戦どおりにいかなかったときの対応も、模試を通して練習しておきましょう。
たとえば、こんな感じです。
- 「数学は全体で100分だから、大問1を15分、大問2〜5を20分ずつでやって、最後に余った時間で見直そう。もし大問が全部で6問だったら15分ずつにして、残りの時間を見直しに当てよう」
- 「理科は合わせて120分だから、生物50分→化学60分→見直し10分で解こうかな」
作戦は人それぞれです。模試を通して、自分に合った作戦を模索しましょう。
3.ルーティンを決めておく

ルーティンって、スポーツ選手がやってるみたいなやつ?

そうそう。いつもやることを決めておくと、本番でも「普段どおり」のコンディションを作りやすくなるって言われてるんだ。
受験本番で「普段どおり」の力を出すために、普段の模試のうちからルーティンを決めておきましょう。
参考までに、私が周りの友達から聞いたルーティンを紹介します。
- 試験開始前にチョコとお茶を口に含ませる(千葉医)
- 休み時間に母からもらったチョコを食べる(慶医)
- 試験開始前に秒針を見て数を数える(東大理1)
- 試験後すぐにトイレに行く。好きな音楽を聴いて頭を休める(慈恵)
- ミンティア、目薬で目を覚ます(慈恵)
模試【当日】の過ごし方
準備ができたら、いよいよ当日の話です。
当日に意識することは、次の2点です。
- 本番のつもりで受ける
- その日のうちに丸付け+プチ反省会
1.本番のつもりで受ける
模試は、受験本番だと思って受けましょう。
机の上に置けるのは、シャーペン・消しゴム・時計・ティッシュ・タオル・メガネ・目薬くらい。
本番と同じ条件にしておくのがポイントです。
たとえば、タイマーを机に置いて解く人を見かけますが、これは本番ではできません。
模試のうちから、本番でできないことはやめておきましょう。
2.その日のうちに丸付け+プチ反省会

丸付けって、その日にやるのキツくない…?

わかる。でも、その日のうちにやってほしいんだ。
現実逃避をして丸付けを後回しにすると、その場の悔しさは半減します。
でも、後でもっと厳しい現実に直面することになるかもしれません。
悔しい思いをするほど記憶に残りやすいので、頑張って自分と向き合いましょう。プチ反省会もセットで。
模試の【後】こそ一番大事
そして、ここが模試の活用でいちばん大事なところです。
やることは次の3点です。
- まず時間無制限で解き直す
- 1週間以内に間違え直し+模試ノート
- 返却後、何も見ずにもう一度解き直す
1.まず時間無制限で解き直す
模試が終わったあとは、必ず解けなかった問題を、もう一度時間無制限で解いてみましょう。
解けないものは仕方ありません。ほかの勉強もあるので、無制限とはいえ、無理だと思ったら適当なところで諦めてOKです。
これをやると、試験中に解けなかったのが「時間が足りなかったから」なのか、「自分の勉強不足だったから」なのかが分かります。
2.1週間以内に間違え直し+模試ノート
試験後、一週間以内を目標に間違え直しをしましょう。
教科ごとに「模試ノート」を作るのがおすすめです。
間違え直しをしながら、試験問題と自分の解き方、自分に不足している力を分析して、模試ノートにメモしていきます。
たとえば、こんなメモです。
時間配分をミスった。一問目が分からなくて焦ってしまい、ずっと考えてしまったが、いったん飛ばして後でまた戻るべきだった。また、大問2の微分の問題では計算ミスが多かった。
3.返却後、何も見ずにもう一度解き直す
模試が返却されたら、最後にもう一度、何も見ずに解き直してみましょう。
これで、その問題が本当に身についたかどうかを確認できます。
医学部受験で一番大事なのは「基礎」

やっぱり医学部志望だと、難しい問題をたくさんやらないと受からないよね?

それがね、逆なんだ。医学部志望でも、いちばん大事なのは「基礎」だよ。
医学部受験というと難問ばかり解くイメージがありますが、合格するために本当に重要なのは基礎を徹底的に固めることです。
模試を増やして難しい問題をたくさん解くよりも、基礎〜標準レベルの問題集を何度も周回し、「確実に解ける問題」を増やしていきましょう。
FAQ(よくある質問・悩み)
ここからは、駿台でクラスリーダーをしていたころに、実際によく聞かれた質問や悩みにお答えしていきます。
Q. 医学部志望は模試を何種類受ければいい?
A. 前述のとおり、私の場合は、駿台模試(記述・共通テスト)、河合全統模試(記述・共通テスト)、学校で強制のベネッセ、の3種類だけでした。それで十分です。医学部志望向けのマイナーな模試は、母数が少なく判定が参考になりにくいうえ、受験と復習に時間がかかるので、増やしすぎないのがおすすめです。
Q. 駿台アドバンスト模試は受けるべき?
A. 私は受けませんでした。難問にばかり手を出しても意味がないと思ったからです。
Q. 模試でE判定でも医学部に受かる?
A. 本当にその大学に行きたいなら、判定で志望校を下げる必要はありません。最後までE判定でも京大に合格した友達がいます。
ただし、余裕をもって受験に臨むのであれば、C判定を目標に据えておきましょう。
Q. 模試の復習はいつまでにやればいい?
A. 試験後一週間以内を目標に間違え直しをしましょう。教科ごとに模試ノートを作るのがおすすめです。さらに、返却後に何も見ずにもう一度解き直すのがおすすめです。
Q. 模試と問題集、どちらを優先すべき?
A. 基本的には問題集の周回を優先しましょう。模試を増やしすぎるより、問題集で基礎を定着させる方が大事です。模試はあくまで通過点です。
Q. ケアレスミスが心配
A. 自分がよくやるケアレスミスをあらかじめ把握しておきましょう。試験が始まったら、問題用紙の余白にその項目をメモしておきます。(例:数学なら「定数項」「移項」「符号(符号のつけ忘れ)」、英作文なら「冠詞」「3単現」)
見直しの時間になったら、そのメモにもう一度目を通してから見直しをしていきましょう。
Q. みんな頭良さそうにみえる
A. 気にしなくて大丈夫です。模試では、ページをめくる音やペンを動かす音で「みんな解くのが速い…」と焦ってしまう人も多いと思います。そんなときは、あえて問題を解く順番を変えて、自分のペースを守るのがおすすめです。私もこのタイプだったので、いつも大問1は最後に解くようにしていました。
Q. 模試の復習が追いつかない…
A. 受験学年になると、記述模試に加えて共通テスト模試なども増え、復習が追いつかなくなることもあります。どうしても時間が足りない場合は、「返却後にもう一度解き直す」という工程を省き、模試ノートを見返して復習するくらいでも大丈夫です。
ただ、その分どうしても定着度は下がってしまいます。だからこそ、模試をむやみに増やすのではなく、「受けた模試は完璧にする」という意識を大切にしましょう。
Q. 模試までにやりたい勉強が終わらないので模試を受けようか迷う
A. 「ある程度完成してから、集大成として模試を受けよう」という考えは捨てましょう。模試は今の実力を確認し、弱点を見つけるためのものです。完璧な状態で受ける必要はありません。
むしろ、模試で見つかった課題をその後の勉強に活かすことで、成績は伸びていきます。模試はゴールではなく、合格までの通過点だと考えましょう。
まとめ
今回は、医学部を志望する上で、模試をどのように活用していけばいいのかを解説しました。
- 模試は「手段」であって「目的」じゃない
- 受ける模試は最低限でいい
- 受けた後の「復習」がいちばん大事
- 医学部受験で大事なのは「難しい問題を解く力」ではなく「基礎力」
くり返しになりますが、模試はあくまで手段であって、目的ではありません。
結果に一喜一憂するなと言われても正直難しいですが、ぜひ自分と向き合って、本番までの勉強を計画するのに役立ててください。

なんだか、ちょっと模試がこわくなくなったかも。
来週の模試に向けて、さっそく時間配分やルーティンを考えていくぞ!

その調子!応援しているよ。
勉強法などで困ったことがあれば、お問い合わせフォームから気軽に聞いてください。
以上、ひよっこでした!


コメント